提橋和男の新管理人のつぶやき

(2008/08/20)


提橋和男の新☆管理人のつぶやき 1109

北京五輪・女子ホッケー「さくらジャパン」の闘い

マイナー競技で予算も注目度も低い女子ホッケー「さくらジャパン」。
北京五輪では日本選手団の活躍が期待されるが、メダル候補でもマイナーな競技・種目となると、スポンサー企業が少なく資金不足にあえいでいるのが現状だ。その一つが「さくらジャパン」こと女子ホッケー日本代表。前回アテネ五輪では、タレント和田アキ子さんらが気前よくポケットマネーを出してくれて話題になったが、今回もスポンサーが少なく、厳しい状況が続く。しかし、世界ランキングは5位で実力は急上昇。
恵まれない状況をものともせず、メダルを目指して闘う「さくらジャパン」の闘いの記録である。

さくらジャパン、メダル届かず=不安的中「五輪・ホッケー」
8月17日0時35分配信 時事通信

女子1次リーグで英国と対戦し、ボールを奪おうと競り合う岩尾(左)。試合は終了間際に得点を決められ1?2と惜敗=16日、五輪公園ホッケー場(REUTERS)
女子1次リーグで英国と対戦し、
ボールを奪おうと競り合う岩尾(左)。
試合は終了間際に得点を決められ1?2と惜敗
=16日、五輪公園ホッケー場

女子のさくらジャパンに、つらい結果が待っていた。準決勝進出のためには負けられない一戦。前半から攻勢を続けながら数少ないピンチでの失点が命取りとなり、メダルの夢は消えた。
「怖いのは英国。データが乏しいですから」。恩田監督は北京入りする前から警戒していた。アルゼンチンやドイツなど同じ組の強豪国とは国際試合や親善試合で最近のデータは豊富に持っていたが、英国だけがほとんど対戦経験がなかった。
それでも日本ペースで進んでいた前半。2度続いた相手のPCからの攻撃を防ぎ止めた一瞬のすきをつかれ、32分に先制を許す。何とか同点としたが、残り1分切ってセットプレーから失点。終えんの時を迎えた。
2006年12月にアジア大会で北京五輪出場権を獲得してから1年8カ月。今回のメンバー16人は、ほとんどの時間を「詰め所」と呼ぶ奈良・親里の練習場で過ごした。メダルを取るためのストイックな生活。その努力も報われなかった。
「悔しいです」と泣きだす小野。千葉も涙が止まらず「勝てた試合だったのに」。遠征費もままならぬ中で出場したアテネ五輪の8位以上を確保することが、せめてもの慰めとなってしまった。(北京時事)

前半、英国選手と競り合う駒沢(左端)。左から3人目は筑井=五輪公園ホッケー場(共同) 前半、攻め込む千葉。後方は小野=五輪公園ホッケー場(共同)
前半、英国選手と競り合う駒沢(左端)。
左から3人目は筑井=五輪公園ホッケー場(共同)
前半、攻め込む千葉。後方は小野
=五輪公園ホッケー場(共同)

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後半、英国選手と競り合い倒れる駒沢=五輪公園ホッケー場(共同)
後半、英国選手と競り合い倒れる駒沢
=五輪公園ホッケー場(共同)

エースの千葉はタオルで顔を覆い、小野は涙を流してうずくまった。格下の英国に敗れ、準決勝進出の道が断たれた。37歳の加藤は「メダルのためにやってきたから残念」と声を震わせた。
引き分けなら望みをつなげたが、終了間際に手痛い失点。ボールが加藤の足に当たったと判定され、ペナルティーコーナー(PC)に。そこから決められた。当たったのはスティックで、誤審のように映ったが、恩田監督は敗因として先制を許した場面を挙げた。「一瞬のすきができた」のだという。
千葉が「重圧はあったかもしれない」と認めたように、出足が鈍かった。先につかんだPCの好機も生かせない。逆に守備陣は相手のセットプレーを止めながら、直後に崩された。その後は焦りからか、リズムを取り戻すのに時間を費やした。
8位だったアテネ五輪後、着実に力を付け、世界ランクを5位まで上げた。しかし、アテネで主将を務めた三浦は「(劣勢を)打開する力や柔軟性が、強いチームに比べてない」と受け止め、現主将の加藤は「相手は一枚上だった」と話した。
目標を切り替えるしかない。69歳の恩田監督は「一つでも上を目指す」。選手とともに気力を振り絞る構えだ。(共同)

千葉香織
千葉香織

さくらジャパン・米とドロー。千葉の"芽吹き”期待
8月17日夕刊フジ

12日、B組の”さくらジャパン”日本は米国と1−1で引き分けて通産1勝1分けとした。日本は前半に千葉香織(27)のゴールで先制したが、終盤追いつかれた。
日本女子は前回のアテナが初出場で8位入賞だった。千葉は故障もあって満足にプレーもできず、得点もできなかった。悔しさをバネに臨んだ昨年のアジア大会では、12点を挙げて得点王に。1試合1得点を目標にどの大会でも得点王を目指す貪欲(どんよく)なプレースタイルに変わった。世界2位のアルゼンチン、同じく3位のドイツと戦うさくらジャパンの上位進出には、千葉の得点が不可欠だ。

奇跡へ、千葉ちゃんの爆発期待
8月16日夕刊フジ

「さくらジャパン」は世界王者のアルゼンチンに1−2で惜敗して初黒星。A,B各組の上位2チームによる準決勝進出は厳しくなったが、まだあきらめる必要はない。
サッカーもそうだが、ホッケーもセットプレーからの得点が多く、勝敗を分けるポイントとなる。セットプレーで2点を先行された日本は、終盤に三浦恵子(33)のゴールで1点を返したが、追いつけなかった。同組ではアテネ五輪金メダルのドイツが米国を4−2で下して3連勝とした。日本は残る試合を連勝することが絶対条件となる。心配なのは、エースFWの千葉香織(27)がここまで米国戦の1得点しか挙げていないこと。奇跡のためには「千葉ちゃん」の爆発が欠かせない。

北京2008 千葉(中央)は激しくアルゼンチン選手と競い合ったが、ノ−ゴ−ルに終わった(共同)
北京2008  
千葉(中央)は激しくアルゼンチン選手と競い合ったが、
ノ−ゴ−ルに終わった(共同)

秘策実った“さくらジャパン” セットプレーでの攻防制す
8月11日8時2分配信 サンケイスポーツ

8月10日、北京五輪女子ホッケーの1次リーグB組の日本─ニュージーランドは、日本が森本(中央)らの活躍で勝利
8月10日
北京五輪女子ホッケーの1次リーグB組の
日本─ニュージーランドは、
日本が森本(中央)らの活躍で勝利

緊迫した初戦で勝負を分けたのは、セットプレーの攻防だった。前半18分、ペナルティーコーナー(PC)から三浦のシュートにスティックを投げ出して筑井が飛び込む。コースが変わり貴重な2点目が決まった。恩田監督は「秘策の一つ。2段構えでタッチする準備をした」と誇らしげだ。

 停滞気味の日本の団体球技で、女子ホッケーが今大会初勝利を挙げた。終盤は相手のPCで危ない場面の連続だったが、捨て身のブロックで2度も窮地を救った駒沢は「みんなで粘った結果」と話した。

 初出場で8位入賞したアテネ五輪の代表が10人残り、チームに浮足立った雰囲気はない。前半13分、先制点を生んだのもアテネ組のコンビ。千葉のパスを受けた森本がゴール前で反転しながら技ありのシュート。「(ゴールの)枠だけ狙った。やれる確信があった」と笑顔を見せた。恩田監督は「北京で満開の桜を咲かせる」と宣言する。メダルへの挑戦が始まった。(共同)

 恩田昌史監督の話「相手の動きに劣らず、良く動いて攻撃、防御ともいいプレーをしてくれた。開幕戦の緊迫した試合でスコアが開かないのは当たり前。この結果には満足している。予想通り、セットプレーの攻防が勝敗を分けた」(共同)

 筑井利江の話「(決勝点に)狙えれば、狙おうと構えていた。ダイビングでうまくタッチできた。ただ失点の場面でも自分のスティックに当たってゴールに入ってしまい、あそこは反省点。今後もセットプレーが重要になる」(共同)

根性で日本団体球技初勝利
8月12日・日刊ゲンダイ

北京五輪開幕の1ケ月前、恩田監督は「北京用にマジックがある。まだ一度もためしていない」と話していた。10日女子ホッケー・日本ーニュージーランド戦。前半17分に日本のペナルティーコーナー(PC)のチャンス。
FW三浦がシュートを放ち、相手GKの前のFB筑井が倒れこんだ。差し出したスチックに当ててボールを浮かせ、コースが変わった。貴重な2点がゴールに吸い込まれていった。恩田監督は「あれが秘策のひとつ」と誇らしげに胸を張った。
終盤はニュージーランドの猛攻にさらされた。しかし、日本選手はシュートコースに体を投げ出し、捨て身のブロックを連発。2度のピンチを救った駒沢は「1番手で飛び込んでいく恐怖感はない」と話すが、硬いボールは最速150キロ超。
試合前日、恩田監督は「PCの攻防が勝負を分ける。骨折の可能性もあるが、メダルは一生の財産。骨折は2,3カ月で治る」と平然と話していたが、選手達の勇気を称えるべきだろう。
チームの愛称は「さくらジャパン」。世界ランクは5位。サッカー、バレーボールと低迷する日本団体球技にあって北京五輪初勝利である。
対照的に案の定、五輪に出るだけで終わりそうなのが男子バレーボールだ。緒戦のイタリア戦にセットカウント1−3で完敗。

縦横に駆け回った「千葉ちゃん」奄フ笑顔が炸裂し、さくらジャパンは初戦を白星で飾った(共同)
縦横に駆け回った「千葉ちゃん」(右)の笑顔が炸裂し、
さくらジャパンは初戦を白星で飾った(共同)