提橋和男の新管理人のつぶやき

(2008/08/19)


提橋和男の新☆管理人のつぶやき 1106

なでしこ劇場・逆境に真価
サッカー女子のノルウェー戦での五輪初ゴールに闘志を燃やす永里永里優季(左)。決勝トーナメントに進むためには、勝利しかない(8月6日撮影、中国・秦皇島)
サッカー女子のノルウェー戦での五輪初ゴールに闘志を燃やす永里永里優季(左)。決勝トーナメントに進むためには、勝利しかない(8月6日撮影、中国・秦皇島)
31分、近賀(右)が同点ゴールを決める=加藤学撮影
31分、近賀(右)が同点ゴールを決める=加藤学撮影
日本−ノルウェー 後半、日本4点目のゴールを決めガッツポーズの沢(右から2人目)=上海体育場(共同)
日本−ノルウェー 後半、日本4点目のゴールを決めガッツポーズの沢(右から2人目)=上海体育場(共同)
ノルウェー代表ー日本代表 後半、チーム4点目のゴールを決め喜ぶ日本代表・10番、澤穂希=上海体育場(森本幸一撮影)
ノルウェー代表ー日本代表 後半、チーム4点目のゴールを決め喜ぶ日本代表・10番、澤穂希=上海体育場(森本幸一撮影)

なでしこは逆境にこそ花開く−。土俵際に追い込まれたサッカー女子のなでしこジャパンは12日、シドニー五輪金メダルのノルウェーから5点を奪う圧勝劇で、決勝トーナメント進出を決めた。アテネ大会に続く2大会連続の8強入り。準々決勝(15日重慶)の相手は世界ランク14位の地元中国(日本は10位)。文字通りのアウェー戦となるが、2月の東アジア選手権では同じ重慶で最終戦を行い、優勝している。主将の池田は「アウェーでもプラスに考えたい」と話した。

準々決勝相手は中国
やってきたことに間違いはなかった。負ければ帰国の背水の陣で、鬼気迫るなでしこの猛攻。佐々木監督は「彼女たちの勝とうとする気持ちの強さが一番だった」と評した。
出場12チームで唯一、予選2試合を連勝して早々に決勝T進出を決めたノルウェーに対して、下がらず攻め続けた。前半27分に先制を許したが、すぐさま同点に。決めたのは、初戦ニュージーランド戦で痛恨のミスを犯したDF近賀だった。「1点を返せれば流れに乗れると思っていた。宮間からいいクロスが来た。決まって良かった」

後半に怒濤の猛攻
女俊輔の異名を持つMF宮間のクロスに果敢に攻め上がり、右足でボレー。沢が「震えた」というほどの気迫。なでしこの魂に火がついた瞬間だった。
後半に入っても運動量は全く衰えなかった。後半6分、「体ごと押し込むつもりだった」というMF安藤の気迫に気押された相手DFがオウンゴールで逆転。さらに3試合連続先発で結果を出せずにいたFW大野がドリブルから放ったシュートがDF、クロスバーに当たってゴールに吸い込まれた。ようやく目覚めた「なでしこリーグ得点女王」は「思い切り打ったのがよかった。すごいうれしかった」と愛らしい満面の笑みを見せた。
なでしこの怒濤の猛攻はさらに続き、MF沢、途中出場のFW原も追加点を奪うゴールラッシュ。ゴールを決めた沢が迷わず佐々木監督に向かって走り出した姿が、チームの結束力を如実に表していた。

ノルウェーのアフテンポ紙は「高くついたカミカゼ試合。日本は正確な攻撃でゴールを奪った」と伝えた。後半に入って足が止まったノルウェーとは対照的に、なでしこのコンディションは右肩上がり。佐々木監督が常々、メダルを照準に「2週間で6試合」と言い続けてきた成果でもある。
これだけ劇的勝利なのに、中継の扱いは男子サッカーより格段に低い。この日の奮闘を前半から生中継したのは、ラジオだけだった。早々に予選敗退が決まった男子に変わって、ここからなでしこが大輪の花を咲かせる。

=2008.08.14 夕刊フジ=


なでしこ清く美しく

なでしこ清く美しく

なでしこは、淡紅色の花が咲くなでしこ科の植物だが、頭に「大和」がつくと日本女性の清らかさ、美しさを指す言葉となる。
までしこジャパンは12日、元世界王者のノルウェーを相手に勝利しか許されない崖っぷちの一戦で、先制されながらあきらめることなく、逆転しても引くことなく、攻めに攻めきって得点を重ね、最後は途中出場の原歩=写真(右から2人目)=がドリブルシュートを決めて5−1で快勝した。
試合終盤にはこんなシーンもあった。接触プレーでノルウェーのステンスランがピッチの中央で昏倒した。ユニフォームが大きくまくれ、背中が丸出しになっていた。前線から駆け戻り、さりげなくユニホームの裾を直していったのは、原だった。なでしこは不屈の精神をみせたばかりでなく、愛称にふさわしいチームになっている。

=2008.08.14 夕刊フジ=

なでしこジャパン 中国破り4強 2−0
2008.8.15 23:52

なでしこジャパン 中国破り4強 2−0

サッカー女子準々決勝は15日夜、日本代表「なでしこジャパン」が地元中国を破り、ベスト4進出を決めた。準決勝は18日に米国と対戦する。

日本は序盤から積極的に攻撃。中盤でボールを支配し、試合の主導権をとる展開となった。前半15分、左サイドからのMF宮間のコーナーキックに、MF沢がヘディングで合わせ1点を先制した。

その後も、日本は果敢に攻撃を繰り返す。

中国は日本の隙を突いて、何度か前線にボールを送るが、日本の厚いディフェンス陣に阻まれて、ゴールを奪うことができない。前半終了間際の45分にも、ゴール直前まで迫ったが、得点できず。

後半も永里が2点目を決めた。

3万2350人を収容する会場の秦皇島五輪センター体育場は、観客の9割近くが中国サポーターを占め、日本に対する激しいブーイングも飛び交った。