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提橋和男の新☆管理人のつぶやき 1078_3
活躍する女性像(70-3)
独占インタビュー〜私の原点・・・振り返ればあれがゴルフの転機だった〜
奇跡の一夜漬け
悪くなったときはビデオとドリル。
道具を使って色々な動きの確認をします。
―― 最初に、ゴルフとの出会いについて教えてください。
「初めて練習場に行ったのは、幼稚園の時です。小学5年になったら、週一回習い事のような感じで練習場に通うようになりました。でも、当時は部活でバスケをやっていて、みんなとやっている方が楽しいので、その1時間の練習が苦痛でしたね」。
―― 本格的にやり出したのは?
「初めて試合に出たのは中1です。練習は週3回位でしたね。中2の時にレッドベター・カップという試合に出て、高校生もいる中でプレーオフに残って2位。それまでは『89』とか叩いていたのに、その試合は『75』で回れたんですよ!前の日にたくさん打ち込んだら、その結果がすぐ出てくれて。奇跡の一夜漬けでしたね(笑)」。
―― 中3の時は全国中学校選手権にも勝っていますね。
「その試合(レッドベター・カップ)を見てくれていた人が、群馬のレッドベター・アカデミーに特待生で呼んでくれたんです。みんなに、『そんなに恵まれる事はないんだから、行ってみたら』と言われたので、中3から行く事にしました。そこで初めて毎日のように練習をしましたね。中学校選手権では、当時から有名だった上原彩子ちゃんとプレーオフをして勝ったので、普通に嬉しかったです。いつもにない練習をやったら結果が出るんだ、やっただけは返ってくるんだなと思いましたね」。
―― アカデミーではどんな練習をしていたのですか?
「当時は朴セリが(レッドベターに)習っていて、そういう人と比較して、自分に無いことや良い部分を指摘されながら、これを直していこうって。ビデオを見ながら課題を貰うみたいな感じでした。ドリルもその頃からやっています。ただ打つだけじゃなくて、道具を使ってやるんです。悪くなった時にビデオを撮るのは原点ですね。良かった時のドリルをやって、そこに戻ったりもします」。

父と共にプロを目指す
群馬の高校に進学した飯島は、2年時に東京の堀越学園に転入する。ゴルフ部に入ったが、練習は個人単位。昼4時間の授業をこなし、終わってから近所の練習場に通うという生活を続けた。02年に高校を卒業すると、04年にQTを受験しファイナル34位。05年はシード権を獲得し、7月のプロテストにも一発合格を果たした。
どんな先生についても、
親が言った練習をしていた。
―― プロになろうと思ったのは?
「中学生とか小学生の時も漠然とは思っていましたが、本当になりたいと思ったのは高3です。卒業してから何やるんだろうって考えたら、ゴルフを頑張らないと!って」。
―― ちなみに、勉強は文系と理系のどちらが得意ですか?
「多分、文系です…。でも点数が取れたのは理系。暗記力がいいので、数学の公式を全部暗記していました。で、テストが始まると最初にその公式を全部書き出して、使えるのを当てはめていくんです。数学を、物凄い暗記力でやってましたね(笑)」。
―― 高校を卒業してから、何故ニュージーランドに?
「親がインターネットで捜してきて、突然行ってみたらって言われたんです。迷ったのですが、行ってみようかなと(笑)。向こうでは、ゴルフスクールに入って練習しました。あとは語学。人見知りだったのですが、向こうに行って少しは見知らぬ人とも話せるようになったのは良かったと思います」。
―― すぐにはプロテストを受けなかったのですね。
「プロになれたらいいとは思っていたけど、自信がなくて。お金もすごく掛かるので、QTかプロテストのどっちかにしようと思っていました。それで、結局QTを頑張ることにしました。両親やおばあちゃん、親のおばあちゃんなど、みんなが協力してくれたので、何とかプロにならなくちゃいけないと思いましたね」。
ゴルフしかしていないような1年だったという03年。父の指導もあり、努力の成果はすぐに結果となって現れた。
プロ3年目の今年、8月最終週の「ゴルフ5レディス」で通算2勝目を挙げた飯島は、その翌週の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で、自身初のメジャータイトルを獲得する。ウィニングパットを沈めた飯島は(本人的には)渾身のガッツポーズを披露!普段、感情をあまり表に出さない飯島は、「ちょっと恥ずかしかったです」と顔を赤らめた。
2週連続&メジャー初制覇
順調な歩みを続ける
―― メジャー大会の優勝は嬉しかったですか?
「勝つまでには全然うまく行かないときが長かったけど、我慢して取り組んできて、大きな大会で勝てたので良かったです。もちろん嬉しいですよ。でも、興奮するっていうのはないですね。自分なりには本当に喜んでいるんだけど、感情は前に出ないです」。
―― 今年残りの目標を教えてください?
「あと1勝はしたいです。あと、去年より賞金ランキングで上に行きたいです。3ツアーズ(上位5人が出場権)に出たいので、危うくなってきたけど頑張るしかないですね」。

―― 5年後の自分はどうなっていると思いますか?
「トッププレイヤーになっていたいです。どこで?この世界で(笑)。日本で賞金女王を早く獲りたいです。それが一番。日本で不動さんみたいになりたい。アメリカツアーも考えていますが、まだ通用しないので日本で頑張らないといけないです」。
―― 憧れの選手はいますか?
「アニカ(ソレンスタム)です。もちろんゴルフは強いし、それにシャイで話し方もかわいいじゃないですか。あんな選手になりたいですね」。
―― 最後ですが、あなたにとってゴルフとは?
「生活の一部です。好きなだけじゃなかなか出来ない。気力もないと出来ないです」。
これまでの飯島の成功体験はいたってシンプルだ。やったら、その分が必ず返ってくる。少女時代から自分を見てきた父を信じ、そのメソッドを信じ、練習を積む。器用だけど忘れやすいという自身の性質を誰よりも分かっているから、体が覚えこむまでドリルを続ける。この一貫した方法論を続けている事こそ、彼女の強さの原点なのだろう。
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