提橋和男の新管理人のつぶやき
(2008/03/06)

提橋和男の新☆管理人のつぶやき 1058

闘う男たちの詩(80)

若い力

錦織圭が初優勝 ブレークを下す◇デルレイビーチ国際

快挙を成し遂げ、カップを掲げる錦織
快挙を成し遂げ、カップを掲げる錦織

デルレイビーチ国際(賞金総額41万1千ドル)は17日、シングルス決勝を行い、予選勝ち上がりの錦織圭(日本)が、第1シードで世界ランク12位のJ・ブレーク(アメリカ)に3-6, 6-1, 6-4で勝利し、ツアー初優勝を果たした。日本人選手としては松岡修造(日本)以来16年ぶりの快挙。

18歳の錦織は、1992年4月にソウル大会で優勝した松岡以来の日本勢のツアー覇者となった。また18歳と1ヶ月19日でのATPツアー優勝は、L・ヒューイット(オーストラリア)が16歳と10ヶ月18日でアデレードの大会を制した1998年1月以降で、最年少の記録となった。

これが今季初のATP大会参加だった錦織は、準決勝では4本のマッチポイントをしのいで第3シードのS・クエリー(アメリカ)に4-6, 6-2, 7-6 (9-7)で逆転勝ち。この日のブレークとの決勝でも、ファイナルセットで3本のブレークポイントを防いで、逆にブレークを決めて3−1とリード。最後はラブゲームで締めくくった。

男子ツアー初優勝した錦織。松岡修造以来、日本人選手としては16年ぶり2人目となった
男子ツアー初優勝した錦織。
松岡修造以来、日本人選手としては
16年ぶり2人目となった

錦織はATPツアーデビューを果たした昨年、インディアナポリス大会で初のベスト8に進み、5大会を3勝5敗で終えていた。今年はチャレンジャー1大会でベスト4に進んでおり、予選から勝ち上がった今大会の活躍で、世界ランクも244位から、日本勢トップの120位前後に上昇する見込みとなっている。

ツアー11勝目を狙った28歳のブレークは、昨年も同大会で決勝に進んでいたが、X・マリス(ベルギー)に敗れており、2年連続の準優勝に終わった。

昨年のプロ転向の際に、「松岡さんを超えたい」と話していた錦織だが、早くもその目標の1つにたどり着いたと言え、これからは世界が注目する中で更なる躍進が期待される。

(2008年2月18日7時44分)

 

プロ野球・田中、自信にじむ2年目

投球練習をする楽天の田中。2年目のシーズンへ順調な調整ぶり。「マー君は、今年も大丈夫」と、辛口の野村監督も太鼓判を押した(14日撮影、沖縄・久米島)

楽天田中投手

13奪三振で有終の完投勝利 楽天・田中、新人王へ前進

2007.10.3 23:45

このニュースのトピックス:プロ野球注目選手

11勝目を完投で飾り、チームも4位決定でナインと喜ぶ楽天・田中(中央)=フルスタ宮城 球場を包む「田中コール」の中、最後の打者から自己最多タイとなる13個目の三振を奪ってシーズン最終登板を終えた。楽天の新人、田中が5安打1失点で3度目の完投勝利。勝ち星は西武の岸を1つ上回り、今季の新人最多の「11」。新人王へ大きく前進した。

11勝目を完投で飾り、チームも4位決定でナインと喜ぶ
11勝目を完投で飾り、チームも4位決定でナインと喜ぶ
楽天・田中(中央)=フルスタ宮城

 相手は9月19、26日と続けて黒星を喫した日本ハム。「何としても勝ちたい」という強い気持ちが投球内容に表れた。前回対戦でサヨナラ安打を浴びた坪井を4打数4三振に仕留め、六〜七回には5者連続三振をマークした。

 「達成感というのはない」と振り返るが、5度目の2けた奪三振で、奪三振率9.47は12球団トップ。それ以上に、チームでただ1人ローテーションを守り通したことは特筆すべき点だろう。野村監督が「いなかったらどうなっていたか。投手部門のMVP」と言うように、チームへの貢献度は計り知れない。

 昨年のドラフトから1年。18歳右腕が、昨年まで2季連続最下位のチームを4位に引き上げる立役者になった。


ダル2回0封開幕へ不安なし/練習試合
2008年2月21日 10時07分

(日刊スポーツ) <練習試合:日本ハム13−2LG>◇20日◇名護

 圧巻の試運転だった。日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が20日、韓国LGとの練習試合に先発し、2回を無安打無失点に封じた。先頭打者に四球を許したが3奪三振。左足に打球が直撃するアクシデントもあったが、今季初の実戦登板で存在感を示した。1カ月後となった3月20日ロッテ戦(札幌ドーム)の2年連続開幕投手へ不安なく、8月の北京五輪へ向けても好発進した。

 外野に打球を1本も飛ばさせなかった。ダルビッシュが“今季初登板”で、底知れぬポテンシャルを見せつけた。26球で2回を無安打無失点。練習中のフォークボールを投げる機会はなかったが「去年よりも力、球の切れがついたかなと思う」と自画自賛した。

 初球に最速の148キロを記録した。先頭打者に四球を与えたが、そこで目が覚めた。「球速より、それ以上の力を感じていたんじゃないかと思う」。2番打者を直球で空振り三振に仕留め、盗塁死を誘う。06年WBC韓国代表だった3番朴龍沢にはチェンジアップで空振り三振を奪った。

 振り回し気味の韓国の打者とはいえ、5球の空振りを奪った。そのうち直球が4球。「ここまで空振りが取れるとは思っていなかった」。シーズン中と同じ8割程度の力でカーブ、スライダー、チェンジアップと直球を含め4つの球種を投じた。初の実戦登板にも、自身の想像以上の球の切れを見せた。

 アクシデントにも動じなかった。2回、5番李の打球がライナーで左ひざ内側に直撃。周囲をヒヤリとさせたが、OKマークを出し、次打者を打ち取った。試合後はアイシング治療を施し、21日からの練習メニューに変更が生じそうだが「大丈夫。疲れていたんで少し休めていいかな」と笑い飛ばした。

 就任後、初めて近くでエースの投球を見守った梨田監督は「当たったときはヒヤッとしたけどね。ダルが投げているときは(犠牲バントで)1つアウトをあげるよりも強気に攻めてもいい」と言及した。ダルビッシュなら点数を与えないという考えに基づいた戦法を口にするほど、信頼感は増している。

 徹底した準備が安定感を支えている。今キャンプ3日目から、練習日の朝風呂が隠れた日課となっている。球場に行く前に宿舎で約10分、音楽を聴きながら半身浴をする。「体を温めるためですね。ケガだけは本当にしたくないんで」。ウオーミングアップのための準備という念を入れた調整の先に、見据えられているのは開幕だ。

 次回登板は27日の練習試合ヤクルト戦が有力だが、打球直撃の影響でずれ込む可能性もある。それでも「ランニングに影響があるかもしれないけど、こういうことを想定して走り込みを多くしていた」。想定外だった打球直撃だったが、開幕右腕はそれも想定内にできるほど、余裕と自信がある。【村上秀明】

ダルビッシュ 成長の影に徹底した「自己管理」
2007.9.29 23:26

リーグ優勝を決め、祝勝会ではしゃぐ日本ハム・ダルビッシュ投手
リーグ優勝を決め、祝勝会で
はしゃぐ日本ハム・ダルビッシュ投手

日本ハムは得点力不足の打線を投手陣がカバーした。最優秀選手(MVP)の最右翼でもあるダルビッシュは、この日の登板はなかったが、「評論家の予想が5位か6位だったんで絶対に覆してやろうと思った」と、チームメートらと喜びを爆発させた。

 今季は開幕投手を務め、チームトップの15勝をマーク。名実ともにチームの顔になった21歳には、転機があった。

 昨春のキャンプで右肩痛を訴え、同年6月に再発。「肩のケアを考えるきっかけになった」と右肩周辺の筋肉を重点的に鍛え、変化球でも肩への負担が比較的少ないカットボールを増やすなど、試行錯誤を重ねた。

 オフはウエートトレーニングに取り組み、体重が約10キロ増加。下半身が安定して球威も増した。ヒルマン監督は「オフのトレーニングが今季の飛躍を反映している」と、評価する。

 プライベートでは、8月9日の楽天戦で10勝目を挙げた後、女優のサエコさんとの結婚を宣言した。夏バテ防止にとサエコさんの地元・宮崎から取り寄せたミネラルウオーターで水分補給。同月は5勝を挙げ、月間MVPに輝いた。

 12月の北京五輪アジア予選では日本代表のエースとして期待されるが、「このチームでまた日本一になりたい」。雑音を封印し、まずはクライマックスシリーズ突破に集中する。(浅野英介)