提橋和男の新管理人のつぶやき
(2007/03/03)

提橋和男の新☆管理人のつぶやき 980

挑戦、男たちの詩(70)

マツザカサン 全米ガ知リタガッテマス
        噂の「ジャイロ」どの球だ


サインする松坂大輔(左)と岡島

1億ドルの右腕、レッドソックスの松坂が投げると言われる噂の魔球「ジャイロボール」。大リーグ移籍が報じられ始めた昨年秋ごろから全米メディアでたびたび取り上げられてきた。果たしてどのボールを指しているのか。謎のボールが謎を呼び、諸説が飛び交う。
大リーグデビューを前に早くも松坂神話が語られている。

ジャイロボールは、球の進行方向と回転軸が一致しているボールのことを指すと定義されている。アメリカンフットボールのクオーターバックが投げるボールや、弾丸のような回転といわれる。空気抵抗が少ないため速度が落ちにくく、真っ直ぐ伸びた後、打者の手元で変化するそうだ。
ところで、松坂のどのボールがジャイロなのか。チェンジアップという声もあるが、有力なのが高速スライダー。スピードを保ったまま、打者の手元で急激に変化する松坂最大の武器でもある。20日のブルペンで松坂が初めて変化球を投げると、米メディアも球団幹部も球筋を食い入るように見つめた。
練習後「ジャイロを見たか」と問われた球団幹部は「見逃してしまった」

そんな騒ぎを松坂は、楽しんでもいるようだ。キャンプインの前に行われた記者会見。最後に「ジャイロを投げるのか」と問われた松坂は、「その質問は必ず来ると思ってた」とニヤリ。しかし。いざ答えるとなると、「いくつか答えは用意しているが、投げられると言ったほうがいいのか…」と、大勢の米メディアを前に苦笑い。しばらく考え込んだ後、意を決したように、「とにかく投げられる場面があったら投げます」。だが、本当は松坂自身も、「何を指してジャイロと言われているのか、わからない」のだとか。

意識せずに魔球を投げる松坂。「平成の怪物」と言われた日本のエースは海を渡っても、早くも怪物ぶりを発揮している。(米フロリダ州フォートマイヤーズ、下村征太郎)

=2/23読売新聞=


一礼する松坂:フリー打撃で相手打者に帽子をとって一礼する松坂。
球威と変化球の切れで圧倒し、安打性の当たり1本だけに抑えた。
(24日、米フロリダ州フォートマイヤーズ)

いやらしいね、井川
フリー打撃初登板、トーリ監督、カイロが絶賛
         打者4人に40球 ヒットわずか3本


井川が打者相手に投球、「ストライクを投げられたのがヨカッタ。
ストライクゾーンもちかめてきた」と収穫を口にした。(22日)

ヤンキースの井川慶投手(27)が22日(日本時間23日)、初めてフリー打撃に登板した。右打者4人を相手に40球投げ、安打性の当たりはわずかに3本。トーリ監督や対戦したカイロは井川の球を「sneaky(いやらしい)」と独特の言い回して左腕を絶賛した。井川は24日に再度フリー打撃に登板する。

渡米後、初めて打者と対戦した井川は淡々と投げ続けた。4人の打者に計40球。最後は内角の直球でフィリップスを空振りに仕留めた。
「日本にいる時と同じ感じで投げられた。だんだんとストライクゾーンもつかんできた感じ」
21スイング中、安打性の当たりは先発陣5人の中で一番少ない3本。左投手特有の右打者の内角に切れ込むクロスファイヤーで詰まらせた。これにはメジャー1010試合出場のカイロも「sneaky(いやらしい)な直球だった。制球もいいし、シーズンも大丈夫」と脱帽。元捕手のトーリ監督も「良かったよ。彼の球はsneaky。打者の手元でボールが予想以上に伸び上がってくる」と速球の切れを絶賛した。

活躍に太鼓判を押された井川だが「ああいう球(内角へストライク)をいっぱい投げられたらいい」と淡々と振り返った。唯一の課題はペース配分。他の投手が10分間で30〜35球投じたのに対し、井川は8分間で40球を投げ、制限時間を前にギドリー投手コーチから止められ「3、4イニングスに値する球数。試合と違って投げ続けるのだから、ゆっくり投げるように伝えた」と注意を受けた。
今後は24日に再度フリー打撃に登板し、状態次第では紅白戦、そして3月4、もしくは5日のオープン戦に登板する。
「肩の状態と、投手コーチと相談しながらやっていきたい」。日本が誇る左腕の調整は順調に進んでいる。

=2/24 スポーツニッポン=

「桑田はマダックス」 昨年ナ首位打者サンチェスが絶賛


桑田・フリー打撃初登板

パイーレーツとマイナー契約を結ぶ桑田真澄投手(38)が23日(日本時間24日)、初のフリー打撃で”和製マダックス”と絶賛された。昨年ナ・リーグ首位打者サンチェスら打者6人に30球を投げ、新球ツーシーム、宝刀カーブを披露。安打性の当たりわずか2本に抑え込んだ。メジャー生き残りへ苛酷な競争の中、ベテラン右腕が大きく、力強く前進した。

「投球術を心得ている」
38歳。オールドルーキーのデビューは鮮烈だった。「賢くて、投球術を心得ているところはマダックス(パドレス)のようだ」。昨年首位打者サンチェスの言葉が物語る。
通算333勝を挙げ、殿堂入りが確実な40歳の大投手の名を引き合いに出して桑田を絶賛した。

フリー打撃とはいえ、桑田にとっては”真剣勝負”だった。用意された防護ネットは後ろに置いたまま、直接打者に立ち向かった。最大の見せ場はサンチェスに投じた3球目。内角への新球ツーシームで投ゴロに仕留め、打球を巧みにさばくと周囲から歓声が上がった。昨年14本塁打の正二塁手・カスティーヨからもカーブで空振りを奪った。打者6人に30球を投げ、安打性の当たりわずか2本でサク超えゼロ。
「シュート(ツーシーム)、カーブは使えるメドが立った。しっかりゴロを打たせることができた」と収穫を口にした。
コルボーン投手コーチも「投球のスタイルもだが、頭の良さもマダックスに似ている」と絶賛。とはいえ、トレーシー監督構想で投手枠12人中11人はほぼ決まっている。残り1枠を24投手で競う厳しい状況だが、桑田株が急騰中なのも事実だ。
「(練習前に)子供と電話したけれど”あした(少年野球の)試合なんだけどどうしよう”って。どうしようも何も自分でやらないとね」。その2時間後、自らの手でこじ開けたメジャーへの可能性の扉。
「第一歩を踏み出した段階。また勝負出来るというのは楽しいですよね」。微笑むその瞳は、野球少年そのものだった。

★カイティーヨ:
日本でもいいピッチャーだったと聞いているけど、あんないいカーブは今まで見たことがないよ。

★ボリーノ(初めて桑田の球を受けた正捕手):
制球が良かったと思う。お互いの考えていることが一緒なのかも確認し合った。


岡島 手応え41球。初フリー、主力級に安打性1

レッドソックス・岡島も24日、フリー打撃に初登板した。マイナー選手が相手の松坂とは違い、こちらはミラベス、クリスプ、ヨーキリスとバリバリの主力3選手相手の投球。球筋を確かめるかのように全41球を投げて、ヒット性の当たり1本に抑える内容に、投球後は笑みもみられた。
前日にはファレル投手コーチが3月2日のブルージェイズ戦で岡島を投げさせることを明言。”同日デビュー”する松坂はこの試合後に行われるボストン・カレッジ戦で先発登板の予定。岡島は中継ぎで1イニングとはいえ、一足早いメジャーデビューとなる。大家が所属するブ軍はレ軍と同じア・リーグ東地区。「最初は相手は関係ない。こっちのバッチーはパワーがすごいが、日本とちがってシンを外せば(球は)飛ばないので」と自信を見せた岡島にファレル投手コーチも「カーブは右打者にも通用する」と話した。右打者も封じることができれば、絶好のアピールとなりそうだ。

=2/25 スポーツニッポン=