2月6日付日刊ゲンダイに、日本がこれから進む格差社会を指針する記事が載っている。新聞や単行本などで、すでに格差社会について知られてはいるが、日本の支配層の「人とを人とも思わぬ具体的な発言」で、これほどまでにあからさまに報道されたのは、初めてではなかろうか。大変な社会が訪れようとしていることが、一層明白になった。

大航海時代 |

黄金の17世紀を築いた下となったのが、
オランダの東インド会社 |

国会議事堂内の反乱軍(毎日新聞社) |

ロンドンのリーデンホール街にあった
東インド会社本社「インド館」1817年 |
二極化・格差社会とは、要は日本国内に支配者層と支配者層に奉仕する「奴隷層」が出来るということである。記事の中の人を人とも思わぬ「発言」をみればその方向がはっきりしている。つまり庶民は凍死や餓死しない程度の生活をさせておけば良い、ということはホームレスでも滅多に餓死・凍死したというニュースは聞かないわけですから、国民の生活水準の許容範囲はそこまではOKということになる。国民を過労死しない程度に酷使し(過労死したって本当はかまわないのだが)富は支配者層が頂く。
学校を出ても生業につけない「フリーター」が200万人を超えている。「ニート」といわれる若者たちを含めるとどれだけの人たちがちゃんとした職につけないでいるのだろうか? しかも、企業はフリーターを低廉な使い捨て労働力として利用している。
すでに格差社会の走りとして、「フリーター」は必要労働力として利用されている。
企業は社会に役立つからその存在を許される。企業の社会的責任は雇用責任、社会に役立つ商品、サービスの提供、国家への納税…であると思う。ところが日本の企業は(政府とつるんで)今やイギリスやオランダが植民地支配に悪用した「東インド会社」になりつつある。搾取、搾取、搾取!…。日本人が日本人を奴隷化して搾取するという同じ民族同士の植民地となろうとしている。
「美しい国」「愛国心」がスローガンの安倍政権だが、格差社会への支配者層への恨み心は芽生えても「愛国心」など沸き上がるわけがない。こんな政治をやっていたら戦前のような2.26事件が起こらないとも限らない。こんな日本に誰がした!