| アジア大会 女子走り幅跳びで池田が金メダル 9大会ぶり
2006年12月11日(月) 17時23分 毎日新聞
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| 池田久美子 |
女子走り幅跳びは池田久美子(スズキ)が6メートル81で優勝し、この種目の日本勢としてバンコク大会の山下博子以来となる9大会ぶりの金メダルを獲得した。
◇「ここまで来たら
7メートル目指したい」…池田
日の丸をまとった池田は、小躍りしながらウイニングラン。「小学6年で初めて全国優勝した時と同じくらいうれしい」。25歳ながら陸上18年目。数々の喜びを知る池田にも、アジアのタイトルは格別だった。
2回目に6メートル68で首位に立ち、5回目に6メートル81。5月に出した日本記録(6メートル86)に次ぐ自己2番目の大ジャンプで、03年世界選手権銅メダルのジョージ(インド)を29センチも離した。「海外で大差で勝てた。ちゃんと力がついたと確認できた」。その充実感が喜びを膨らませた。
今年は助走スピードが向上。体の細かい動きも自在に調整できるようになり、6試合で6メートル70以上をマーク。世界屈指の安定感は落ち着きを生んだ。この日も「『誰に勝つ』などではなく、自分がやるべきことだけ考えて戦えた」。気迫が空回りして7位に沈んだ前回大会での未熟さは、4年を経て完全に消えていた。
競技中、2人を脳裏に浮かべた。一人は昨年他界した父・実さん。小学生の時からのコーチであり、応援団長だった。この日は、小学6年で全国を制した日に家族で撮った写真をバッグに入れてお守りにした。そして今夏に難病で亡くなった女子砲丸投げの森千夏さん。年齢も所属先も同じ親友は、前回大会で日本新記録を投げ銅メダル。「うらやましかった。今回は森ちゃんを思いながら跳びました」。自分を支えてくれた恩人への思いも、大ジャンプへの追い風になった。
充実した1年は、最高の締めくくりに。「でもお父さんはアジアの金では許してくれないはず」。来年は日本での世界選手権、そして08年は北京五輪。「ここまで来たら7メートルを目指して、メダルを取りたい」。その言葉は力強かった。【石井朗生】
[ 12月11日 17時23分 更新 ] |