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提橋和男の新☆管理人のつぶやき 929
ディープ無念の3着…日本馬初の凱旋門賞制覇ならず
| 無念…。直線で先頭に立った武豊騎手のディープインパクト(左)は、残り100メートルで力尽きて3着。右は勝ったレールリンク(撮影・佐藤雄彦) |
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| 夢破れる…。パドックに引き上げてきた武豊騎手の表情には、隠し切れない落胆が映し出されていた(代表撮影) |
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【パリ1日=鈴木康之】無敗3冠馬として初めて凱旋門賞に挑んだディープインパクト(栗東・池江泰郎、牡4)は3着に惜敗。日本馬初の世界最高峰レース制覇の快挙は成らなかった。ロンシャン競馬場に駆けつけた4000人以上の日本人ファンの大声援を受け、直線ではいったん先頭に立ったが、“伏兵”の2頭にかわされた。武豊騎手(37)=栗東・フリー=は「残念です」と無念の表情だった。
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4000人以上の日本人が駆けつけたロンシャン競馬場。快晴に恵まれ、絶好の馬場コンディションに、ディープインパクトの勝利を確信するように単勝は1.1倍。NHKが総合テレビで生中継するなど、まさに“国民的関心事”だったが、日本馬初の世界最高峰レース優勝の瞬間はなかった。
絶好のスタートから2番手につけたディープは内めをスムーズに進む。途中、“3強”の1頭シロッコが2番手に上がる。勝負所の“偽りの直線”も余裕の手応えで通過。直線勝負に入った。残り300メートル。ディープが先頭に立った。場内から大きな歓声が上がる。あと200メートル、ディープをマークしていた3歳馬レールリンクが襲いかかる。武豊騎手の右ムチに反応し、150メートル地点では再び差し返したが、残り100メートルで2番手になり、ゴール前では3着に。唯一の敗戦が昨年の有馬記念だったが、今回は後ろからかわされるという、今まで経験したことのない敗戦だった。
武豊騎手はレース直後、「残念です」とひと言。池江泰郎調教師は「正攻法の競馬をして十分力を出したと思います。難しいロンシャン競馬場でいい経験をしたと思いますしね。3歳馬の有利な凱旋門賞と言われますが、斤量差(3.5キロ)もあったかもしれません。」と無念を押し包むように切り出した。
今年は、ディープ、昨年の覇者ハリケーンラン、シロッコと“3強”の出走で、他の有力馬が続々と回避。最終的に8頭立ての少頭数となり、後方からレースを運ぶディープには有利と思われた。ライバル2強には先着したが、3歳の伏兵に足元をすくわれる形となった。
宝塚記念を制した後、8月9日に渡仏したディープは、現地のラフォンパリアス厩舎で、凱旋門賞一本に絞って調整してきた。9月13日には武豊騎手を背に、ロンシャン競馬場でスクーリングを経験。日本よりも長くて深い芝にも対応できるように、最善の策を講じてきた。それでも、59.5キロの斤量はデビュー以来初めて。力の要る馬場での酷量は、440キロほどと体の小さなディープにはこたえたのだろう。98日ぶりの実戦で、結果的には、“3カ月以上間隔が開いたら勝てない”というジンクスも、破ることはできなかった。歴代の凱旋門賞馬はすべて欧州調教馬。今年も地元馬の優勝で幕を閉じた。
だがディープの旅路は、これで終わりではない。池江泰郎調教師は「絶対、こういうレースに挑戦したい」と言葉に力を込めた。再び、世界で飛ぶ走りを、そして頂点を−。ファンは、その瞬間を待っている。
2006年10月03日 サンスポCOM
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