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提橋和男の新☆管理人のつぶやき 916
挑戦、男たちの詩(69)
ヤンキース、ランディ・ジョンソン4500奪三振
ヤンキースのランディ・ジョンソン投手(42)がエンゼルス戦に先発し、四回に史上3人目となる通算4500奪三振を達成した。
電光掲示板に「4500」の文字が大きく浮かんだ。スタンドのファンは総立ちで拍手を送った。しかし、ランディ・ジョンソンの気持ちは次の打者に向かっていた。ニコリともせず、プレートに足をかけた。
四回一死一塁。この日2個目の三振をサーモンから空振りで奪った。史上3人目の通算4500奪三振。それでも、ジョンソンはクールに振り返った。「三振には何の意味もないんだ」。
四回を終え、ベンチに戻る際にようやく声援に応えた。打者に向かっているときは、抑えることしか考えない。
「4000奪三振の試合で負けたり、19奪三振奪っても負けたりする。でも、今日は勝ったんだ。それが一番重要なんだ」。個人の大記録よりもチームの1勝に価値を見出している。
4月下旬から、6試合連続で4失点以上という自己ワーストを記録。防禦率は5.89まで下がった。42歳という年齢もあり「限界説」がささやかれるほどだった。
それでもジョンソンは言い続けた。「良くなると信じてる。自信は失ってない」。
その言葉通り、7月19日のマリナーズ戦で11奪三振を奪い、8月9日のホワイトソックス戦でも六回まで無安打に抑えた。スライダーにキレが戻った。
七回2失点で13勝目。通算276勝目。トーリー監督は「投げるときに、バネみたいに見えたな。それが長く続くことを願いたいね」と話した。メジャー19年目。伝説をつくる左腕が、世界一にチームを導いていく。
■ランディ・ジョンソン
1963年9月10日、カリフォルニア出身の42歳。85年ドラフト2位でエクスポズ入団。88年にメジャー昇格し、89年にマリナーズへ移籍。90年に14勝を挙げ、6月2日にタイガース戦で球団史上初のノーヒットノーランを達成。98年、アストロズ移籍、99年には巨額の契約金でダイヤモンドバックスに移籍し、17勝を挙げる。
05年、ヤンキースに移籍。サイヤング賞(最優秀投手賞)5回、最多勝1回、最優秀
防禦率4回、最多奪三振9回。208センチ、105キロ、左投げ右打ち。今季は13勝、通算276勝。年俸は約17億1100万円。
=8/16デイリースポーツ=
イチロー、日米通算2566安打
大リーグ、マリナーズのイチローは8日、デビルレイズ戦で5打数2安打と活躍、日米通算2566安打を達成し、南海などで活躍した門田博光が持つ日本歴代4位の安打に並んだ。
イチローは迷いながらバットを出しても、ヒットを打ってしまう。十回。先頭の打席で外角のボール気味の球に手を出し、三塁線を破る二塁打。「シンカーっぽかったですね。打つ気はなかったけど、なんとなく打っちゃった」という。
8月に入って前日までの打率が1割1分5厘。内角へはボールになる直球ばかりで、外角のカーブやシンカーを打たされ、凡打の山を築いてきた。この場面でも外角の変化球に手を出せば同じ失敗をくり返す恐れがあった。ただ、同時に、広く開いた三塁線を見て「あのコースにボールを打てば、あそこへ飛ぶでしょう」という計算も働いていた。そして、その通りの場所に転がして見せた。
この二塁打で日米通算2566安打となり、プロ野球の安打数は日本歴代4位の門田に並んだ。イチローは「あー、そうなんだという感じ」と素っ気なかったが、上にいるのは、張本、野村、王だけ。3085本を打った張本が1試合当たり1.12本の安打を放ったのに対して、イチローはこれを上回る1.38本。なんとなく安打を打つ技術を持つイチローなら、そう遠くない将来、頂点に立つ日がくるだろう。(橋野薫)
=8/10読売新聞=
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