提橋和男の新管理人のつぶやき
(2006/8/24)

提橋和男の新☆管理人のつぶやき 909

資本(ジャパンマネー)の横暴

WBAライトフライ級王者・亀田興毅

8月2日に行われたWBAライトフライ級王者決定戦、同級1位ファン・ランダエタ対同級2位亀田興毅の王座決定戦が8月2日横浜アリーナで行われた。この試合を中継したのがTBSである。放送開始は午後7時30分、放送終了が午後9時30分(私の勘違いで午後10時までが正しかったようです)。

いつものラーメン屋さんへ行くと「今日はボクシングの試合があるよ」と教えてくれた。新聞の番組表をみて、私は勝手に前述のように判断したようです。あっ9時半に中継が終わるなら試合開始は8時過ぎだろうから、「一仕事かたづけて、もう一度来ます」と言って一旦事務所に戻り、仕事をして8時少し前に再びラーメン屋さんへ顔を出した。

いざ!世界選手権試合!!と意気込んでTVの前で待つこと1時間以上。その間、試合を盛り上げるためか、もはや亀田の王座は決まったかのように、これでもか、これでもかと「亀田親子、亀田3兄弟」についての映像が流れた。視聴者は試合を見たいのであって、「亀田のドラマ」を見たいわけではない。TBSと亀田の出来レースを感じた。
試合が始まったのが9時少し前。これほど視聴者を馬鹿にした話はない。

その後に、あの試合と、あの判定だ。TBSが金で買った試合だと言われても仕方あるまい。ファン・ランダエタは噛ませ犬。もう27歳だしボクサー生命もあとわずかだとしたら「金」を選んだとしても不思議ではない。母国ベネズエラでは、判定に不服がありながら提訴しないファン・ランダエタに八百長疑惑が沸き起こっているという。今までも疑惑の判定の試合はあったが、これほどファンの顰蹙を買った試合はない。
判定の出た瞬間、ラーメン屋のご主人をはじめ、お店にいたお客さん全員が「唖然」!
次に怒りの言葉が店の中を飛びかった。
TBSは最高視聴率を稼げたと喜んでいるが、TBSが亀田選手を利用して金儲けを企んだ姿が見え隠れするから、世間の反発も大きい。

今、世を挙げて亀田親子バッシングが続いている。バッシングを向ける方向が間違っていると私は思う。(マスコミ同士の助け合い?もあるのでしょうか。)
今は、同じような「目くらまし」情報が多い。食の安全、小子化の問題の本質、医療費の問題。官民つるんで国民の目から「問題の本質」を反らす方向にある。国民の目は違う方向に向いてしまう。今回の件もそれと同じような気がする。今回の件を仕掛けたジャパンマネーの正体が明らかになってこそ真実が解明される。

亀田選手は試合をしただけである。態度が悪いとか個人批判と試合は別である。判定を下したのはジャッジ。なのに批判は亀田親子に集中しているが、実はあの批判の行き先はTBSであることを知るべきだろう。最高視聴率の代償は、TBSの良心を売った結果であることを視聴者は知ってしまった。TBSが仕掛けた金儲けのシナリオがボロボロになって頭を抱えているのは実はTBSであろうと私は思う。悪巧みはバレる。なぜなら「21世紀は本物の時代」だからである。
そして…WBAが動き出した。

WBA異例聴取へ
        ランダエタに八百長疑惑

亀田興毅(19)が王座を獲得したWBA世界フライ級王座決定戦で、敗れたファン・ランダエタ(27)の母国ベネズエラに本部があるWBAが、当地で渦巻く八百長疑惑について、ランダエタ自身や判定ジャッジを事情聴取する意向であることがわかった。亀田は批判をシャットアウトし次戦ら向け始動したが、「疑惑の判定」騒動はまだまだ広がり続けている。

8月2日の王座決定戦の判定についてベネズエラのメディアでも連日、大論争が交0わされいる。試合直後の地元紙が「日本人観客でさえ当惑する判定」などと報じてたが、その後も「あの判定はおかしい」といった議論が噴出している。
そうしたなか、一部地元紙は、WBAが近くランダエタを事情聴取すると報道した。判定に疑惑があるというより、むしろランダエタ自身の戦い方に問題があったのではないかというのだ。
ランダエタのジム側は「何もやましいことはない」と、まるで疑惑の釈明をするようなコメントを出している。
しかし、格闘技ジャーナリストの片岡亮氏はこう解説する。
「WBAの本部があるようにベネズエラではボクシングの注目度が高い。そもそも、あの判定にランダエタ側が強い抗議をせず、提訴もしなかったことについて、疑問の声が上がっているようで、地元のボクシング関係者は『ジャパンマネーに負けた』と話しています」
試合直後からWBAを取材している片岡氏に対してはWBAから直接、8日までにメールでこう回答があった。
<こちらでも不当な戦いだったとの報道もあるが、我々は不正義があったとは考えていない」と断りながらも、<日本でも我々の国でも、社会的な現象として無視できない規模の議論となっている。それで、我々はランダエタと担当ジャッジに話を聞くつもりだ>と関係者の事情聴取を行うことを認めている。さらに試合のビデオチェックも行うという。
負けた側が判定に不服を唱えず、提訴もしてないのに、WBAがこうした対応をとるのは、極めて異例ですね」と片岡氏。

通常のボクシングの試合で、敗れた陣営がWBAに不服の申し立てや提訴をした場合、WBAは、試合と違うジャッジを数人集め、ビデオで再判定を試みることがある。当初の判定と異なる判断がされると、WBAは試合結果を無効としたり再試合を決めるという事態にもなりうる。
ただ、それは敗れた側が提訴したケースで、今回のように提訴もなしにビデオチェックや事情聴取が行われるのは前代未聞の事態だといえるのだ。
それゆえ。たとえ、ビデオチェックや事情聴取が行われても、世論を納得させるための形式的なもので終わり、再試合を求めるといった事態には「おそらく発展しないのではないか」(片岡氏)との見方もある。

こうした騒ぎになった背景には、「もともとランダエタが昨年末に『引退する』と話していたことがある。それが突然階級を上げ、反対に階級を落とした亀田と戦うことになった経緯が異例のことだと見られており、当地では最後のひと稼ぎに日本に行ったのでは?とのみかたがされている」というのだ。

一方、日本のボクシング関係者の中にも、試合中、試合後のランダエタの姿勢が消極的だったと指摘する声があったが、改めて「試合前もちょっとおかしかった」という声も聞こえてきた。
ある関係者は「来日したランダエタは試合前、真剣な練習はほとんどせず、報道陣へり公開練習がなかったのもおかしかった。試合前に秋葉原へ買い物に出かけてもいた。また、階級を上げたからだろうが、日本のカキ氷やフルーツパフェが気に入ったようで、よく食べていた。いくらなんでも緊張感がなさ過ぎた」と振り返るのだ。

こうしたなか、世界のボクシングファンが注目するネット上のボクシング関係サイトでは、英語で「亀田はヒーローそれとも悪党?」といった記事が掲載されるなどしている。
ファンが参加する掲示板では、本来2階級の差があった二人が、いきなり真ん中のLフライ級で王座決定戦を行うことになった不可解な経緯から「試合そのものが不正だ」と批判する意見もあり、試合を見られない国のファンが「試合のビデオを手に入れて、皆で判定しよう」と呼びかけたりもしている。
いまや日本やベネズエラはもちろん、世界のボクシング関係者が注目する騒動に発展した一戦。亀田は貝となって練習を再開したが、世界では依然、あの日の決着がついていないようだ。

=8月10日:夕刊フジ=

ボクシング:WBAライトフライ級王座決定戦 亀田選手勝利、判定に疑問の声 >>>