|
提橋和男の新☆管理人のつぶやき 908
活躍する女性像(50)
ゴルフ=女子世界マッチプレー選手権、リンシカムが初優勝
=2006年7月10日(月) 16時5分 ロイター ほか=
米女子ゴルフツアーのHSBC女子世界マッチプレー選手権は9日、グラッドストーン(米ニュージャージー州)のハミルトンファームGCで準決勝、決勝など(いずれも18ホール)を行い、決勝で20歳のブリタニー・リンシカム(米国)が3アンド2でジュリ・インクスター(米国)を破り、ツアー初優勝を果たした。

リンシカムが初優勝 |

ポーラ・クリーマと抱き合い優勝を喜ぶリンシカム |
3位決定戦ではロレーナ・オチョア(メキシコ)がポーラ・クリーマー(米国)を下した。
リンシカムは前日の準々決勝で16歳のミシェル・ウィー(米国)を4アンド3で下し、準決勝では19ホールにもつれ込んだ末、オチョアに1アップで勝った。
インクスターは前日の準々決勝でアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)を1アップで破り、準決勝ではクリーマーに5アンド4で大勝した。
≪強豪を連破≫リンシカムはウィー、オチョア、インクスターと強豪を連破してのツアー初優勝に「子どものころから夢見てきたこと。信じられない」と興奮冷めやらぬ表情だった。ツアー本格参戦1年目の昨季、ドライビングディスタンスは平均270ヤードを超えて1位。抜群の飛距離に加え、今回はパットもさえた。準決勝で19ホール目に9メートルのパットを沈めて勝利を得ると、決勝も要所で決めた。身長178センチの20歳は「ほかの同年代の選手が活躍していてちょっと焦りがあったけど、もうそれもなくなる」と喜んでいた。
(共同)
【3回戦 準々決勝】ウィー、ソレンスタム準々決勝敗退

試合後抱き合うリンシカムとウィー |
米女子ゴルフツアーのHSBC女子世界マッチプレー選手権は8日、グラッドストーン(米ニュージャージー州)のハミルトンファームGCで3回戦と準々決勝(ともに18ホール)を行い、初出場で16歳のミシェル・ウィー(米国)は準々決勝でブリタニー・リンシカム(米国)に3ホールを残して敗れた。スコアは4アンド3だった。
全米女子オープン選手権を制したアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)も準々決勝でジュリ・インクスター(米国)に1ダウンで逆転負けした。
9日の準決勝(18ホール)はリンシカム―ロレーナ・オチョア(メキシコ)、インクスター―ポーラ・クリーマー(米国)の対戦となった。
ウィーは3回戦で全米女子プロ選手権覇者の朴セリ(韓国)を2アンド1で破ったが力尽きた。

7番でパットをミスしたウィー |

8番でバーディパットを外すウィー |
ウィー、飛距離で負けた
【グラッドストーン(米ニュージャージー州)竹村和佳子】3回戦8マッチと準々決勝4マッチが行われ、16歳のミシェル・ウィー(米国)は3回戦で朴セリ(韓国)を下したものの、準々決勝でブリタニー・リンシカム(米国)に4アンド3で完敗した。さらに女王アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)も準々決勝でジュリ・インクスター(米国)に1ダウンで敗れ、準決勝進出を阻まれた。
女子の大会では感じたことがない違和感だった。男子並みの飛距離を誇るウィーが、何とほとんど毎ホール“セカンドオーナー”となった。
相手のリンシカムはルーキーイヤーの昨年、平均飛距離270・3ヤードでドラコン女王のタイトルをとったツアー屈指の飛ばし屋だった。今季も281・7ヤードでツアー2位(4日現在)。ウィーは自分の“武器”をここでは生かせなかった。
距離が同じならグリーン勝負に。「今日はパットが入らなかった。私自身のストロークはいいのに、ただ入らなかっただけ。私にはどうすることもできない。運が悪かった」。
3回戦の後半でも、10番で50センチ、16番で1メートル、準々決勝では2番で2メートルのバーディーパットを外し、7番で80センチを外した時には天を仰いでパターをたたいた。度重なるチャンスを外し、集中力を欠いた。
≪ウィー 1メートルのパット決まらず≫
ウィーは準々決勝の7番で約1メートルのバーディーパットを外すなど、課題のパットが思うように決まらず、涙をのんだ。「ストロークはよかった。ただ入らなかっただけ。それ以上、どうすることもできない」と、いら立ちを隠さなかった。ツアー史上最年少優勝はまたもお預けとなった。「自分としてはいいプレーができた。相手がそれ以上によくやった。これがマッチプレーというもの」と、早口で感想を述べた。
(共同)
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
飛び出した20歳の新星・ブリタニ・リンシカム
ミシェル・ウィーとは異なる強靭なリストワークの飛ばし技
| ミシェル・ウィー |
 |
 |
優勝賞金50万ドルをかけた女子のマッチプレー選手権を制したのはプロ2年目、20歳のリンシカムだった。ツアー優勝には、難敵を撃破し続けなければならなかった。準々決勝の相手は、ミシェル・ウィー。準決勝では、目下賞金女王のロレーナ・オチョアとの対戦が待ち構えていた。ファンを喜ばせたのは、ウィーとの飛ばし合いだった。両者の飛距離は互角だったといっていい。ともに平均280ヤードを超える。ショットだけでいうなら、まるで男子ツアーの戦いを見るようだと、ギャラリーを興奮させたものだった。
ウィーの飛ばしの秘訣は、スピードにある。183センチの長身で、体幹部の素早いターンに腕、クラブの動きを同調させたスイングの動きで、男子プロではタイガーの動きに近い。ワンピースモーションの無駄のないスイングの切れ味を感じさせる。
一方リンシカムは、エネルギーをため、インパクトで一気にボールに伝えることで飛ばしている。177センチのこちらは、パワーヒッター・タイプである。体幹部のターンスピードは、ウィーの方が早く、見るからに飛ばすイメージがわく。リンシカムは、「あんなにゆっくり振っているのに、どうして飛ぶの?」と思わせるスイングともいえる。
体幹部のターンスピードが速くないのに、なぜ飛ぶのか。リンシカムには、強靭なリストがある。体幹部のターンを急がず、ダウンスイングでクラブヘッドを遅らせる。いわゆるタメをつくっているのだ。そしてインパクトに向けて、そのタメを一気にリリースする。かつて一世を風靡した飛ばし技で、チャンピオンズツアーでは、60歳を過ぎたギル・モーガンが、この打ち方で、今もって圧倒的な飛距離を打ち出している。
現在の主流は、ウィーのようなスイングで、リンシカムのようなスイングは、あまり見られなくなった。実は、どちらにも一長一短がある。体幹部と腕、クラブの動きを同調させるスイングで飛ばすにはかなりのスピードが求められる。
ターンのスピード遅いゴルファーにとっては、「曲がらないけど、飛ばない」といったショットになりがちだ。一方のリンシカム型では、強靭なリストが求められる。そして、そのリストワークを短時間のうちに完結しなければならないため、インパクトの瞬間にタイミングを合わせるのが難しい。こちらは「飛ぶけれど、曲がりも大きい」といわれがちだ。どちらのタイプを取り入れるかはそのあたりのチェクの必要がある。
| 優勝したリンシカム |
 |
準々決勝でウィーを4−3で下し、準決勝ではオチョアとエキストラホールまでいってIUPの勝利。そして決勝ではインクスターを3−2で圧倒しての初優勝。新星の登場で、米女子ツアーは、また層の厚みを増した。
=7/15夕刊フジ=
|