提橋和男の新管理人のつぶやき
(2006/2/22)

提橋和男の新☆管理人のつぶやき 832

トリノ五輪
カーリング 集中力切らさず頑張って…元同僚が熱い応援


集中力切らさず頑張って・・・
元同僚が熱い応援。関口章子さん

 トリノ冬季五輪・カーリング女子「チーム青森」に日本から、ひときわ熱い視線を送る女性たちがいる。埼玉県行田市の主婦、関和章子さん(27)と札幌市の会社員、堀美香さん(28)。今大会にも出場している小野寺歩選手(27)と林弓枝選手(27)と一緒に前回ソルトレークシティー五輪に出場した。16日、日本はデンマークに負けて1勝3敗に。だが関和さんらは「心配はしていない」と仲間を信じている。
 4人はオホーツク海に面した北海道常呂(ところ)町で生まれ育った幼なじみ。チーム「シムソンズ」をつくり、そのメンバーがそっくり前回五輪に出場した。チーム名は米国のアニメと同じ「シンプソンズ」にするつもりだったが、勘違いしたという。
 前回は初戦で米国に5点差をひっくり返されて敗北したのをきっかけに7連敗し、8位に終わった。司令塔のスキップだった関和さんは「『絶対メダルを』と皆がガチガチに緊張した。どうしてミスをしたんだろうと考え、そのまま引きずってしまった」と振り返る。
 半年後、シムソンズは解散。小野寺、林の2選手はチーム青森に移籍し、関和さんと堀さんは一線を退いた。
 今回、日本を出発する前、小野寺選手から関和さんに電話が来た。「ミスしても笑顔で、気持ちを切り替えられるといいよね」と言うと、小野寺選手からは「あっ、それでいいんだよね」という答えが返ってきた。今大会は小野寺選手がスキップ。関和さんは「やっぱりプレッシャーがあったんだ」と感じた。だが「テレビで見ている限り、焦っているようには見えない。心配していない」と言い切る。
 堀さんは「2回目なので雰囲気は分かってるはず。集中力を切らさずに、すべてを出し切って」と応援する。
 4人を描いた映画「シムソンズ」も18日から全国で上映される。常呂町は人口約4900人。ホタテとタマネギが名産の小さな町。五輪選手を計9人出した「カーリングの町」として知られるが、3月5日には合併して北見市になる。【早川健人】

= 2006年2月17日(金) 毎日新聞 =

道産子カーラー、涙と笑顔の終戦
      =スイスに敗れてベスト4ならず。「明日も明後日も試合がしたかった」=

カーリング、不振日本勢唯一の明るい話題
「最後の一投までわからない。それがカーリングの醍醐味」。主将・小野寺歩率いるカーリング日本女子が前大会2勝を上回る4勝と善戦した。ストーン(石)をめぐるミリ単位の攻防で、連日準決勝に望みをつなぎ、ここまで日本勢の不振が続くなか、「カーリング娘」は唯一明るい話題を振りまいた。関係者は「カーリングの魅力は存分に伝わった」とさらなる人気を期待してる。

道産子カーラーたちの冒険が終わった。カーリング女子は20日、第一次リーグの全日程が終了。日本はスイスとの最終戦に5−11と敗れ、準決勝進出はならなかった。
最終日の2試合を勝つことがベスト4への最低条件だった日本は、粘る地元イタリアを何とか振り切り第一関門を突破。2勝に終わった前大会の雪辱のため、故郷を離れた青森で練習を積んできた小野寺歩(27)は、最終戦を「4年間の集大成」と位置づけて臨んだ。しかし、固さの見える日本は序盤にショットのミスを連発。第4エンドを終えた時点で2−7と大きく水をあけられた。意地を見せたい日本は、第5エンドから連続得点で2点差まで迫ったが、第8エンドの4失点で万事休す。小野寺が相手選手に右手を差し出し、ギブアップ負けを認めた。

最終成績は4勝5敗の7位。順位で1つあげ、勝ち星で2つ、前大会を上回った。
「私が青森へ来るときも、ついてきてくれた。今の私があるのは林さんのおかげ。明日も明後日も試合がしたかった」。
12歳からのチームメートを前に小野寺の涙は止まらなかった。


冷静沈着に小野寺を支え続けた
林弓枝

主将としてチームを引っ張った小野寺歩

現役国立大生の
目黒萌絵は度胸も満点

どうもすみません!ここ3日間の快進撃でスポットライトを
浴びた日本カーリングチーム。さわやかな笑顔とともにトリノを後にする。

「マリリン」こと本橋麻里は
ムードメーカー

映画「シムソンズ」人気上昇
「カーリングって面白い」。こんな声が映画館でも聞かれた。20日、東京・渋谷の「渋谷シネラセット」は、映画「シムソンズ」(佐藤祐市監督)目当ての客で満席だった。従業員も「平日の昼間にこれだけ入るのはめずらしい」と目を丸くする。
「シムソンズ」は02年ソウトレークシティー五輪に出場した北海道常呂町の女子カーリングチーム「シムソンズ」がモデルで、小野寺と林はそのメンバーだった。トリノ五輪に合わせ、18日に公開された。
「氷上のチェス」と呼ばれ、洞察力や忍耐が要求されるカーリングの魅力を描写。現地では小野寺が「勝てば映画が広まる」と公開を意識。この日を境に日本は前々回金メダルのカナダを破り、欧州王者スエーデンと大接戦。さらに前回五輪覇者の英国に圧勝して、準決勝進出に希望をつなげ、観客動員アップにつながった。
配給会社の「アップムービー・ジャパン」には、映画館から「上映回数を増やしたい」という申し出もあるという。広報担当は「カーリングは奇跡が起きる競技。メダル獲得という奇跡を信じています」と話した。

残念ながらその言葉の通りにはならなかっが、すでにリピーターという都内の会社員男性(31)は「営業の途中に見に来た。笑いあり、感動ありのおもしろい映画。僕もカーリングやってみたいな」と。傘の柄で床をこすっていた。(澤田大典)

=2/22夕刊フジ=