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男性もまた、年を重ねるごとに、「現在進行形の人」か「かつては若かった人」かのイメージの違いは大きい。実際には思いっきり「現在進行形」のはずなのに、残念ながら、なぜかかもし出す印象の全てが古クサかったりすることもあります。それは考え方とか言動、それに女性同様ヘアスタイルとかファッションも関係しているのでしょうか!?でも男の場合は女性の場合とはまたちょっと違う感じもします。
Hさんは、私が10代の頃のお芝居の師匠だった人。私が16歳の頃、彼は34歳独身で、かつての全共闘時代の人。土方巽や田中民などの暗黒舞踊や、寺山修司の影響を受けていて、本業のラーメン屋を経営しつつ、劇団を主宰していました。私はそこの最年少の劇団員だったのでした。学校大キライ、でもって大人と話がしたい私にとっては、そこが先生や親以外のオトナと触れ合う刺激的な学びの場でもありました。当時は80年代。寺山修司や土方巽は60年代だから、すでにその時にはとっても古いことをやっていたのだけど、Hさんとその仲間たちと、芝居や映画の話、その他いろんなことを60年代風に「討論」する、そんな世界に私は、どっぷりはまっていました。(ちなみにHさんはすごく太っていて、それに加えて主張をたくさん持っている人特有な?ギラギラ・ギラツキ感があり、影響はうけたけれど、決して恋愛の対象にはならなかったけれど)その後、私も大人になり、一般企業にも就職したりと、あの時の時空を超えた芝居の世界からは遠く離れた生活をするようになりました。そしてあれから20年ちかくたった今、時々、Hさんはどうしているかなぁ…と思うことはあるものの、再会するタイミングもないままにきてしまったけれど、先日、インターネットで調べ物をするうちに、地方のその世界では有名人でもあるHさんの近況に、たまたま写真付きで出くわしたのです!今はもう52歳のHさんの写真は、私の知る34歳当時よりもずーっといい男!余分なものが削げ落ちてスッキリ痩せ、ギラツキ感が「いい味」に変わり、笑顔には私の知らない種類の優しさと余裕が。写真で見てもそうなのだから、実物はもっと素敵なのでしょう。型にはまらない生き方をし、自分の信念を貫き、同志を増やし、いらないモノは捨て、大切なものを育ててきたのか…、会ってはいないけれど、いい男になっていたHさんの写真からはそれらのことが感じ取られるようでした。そしてそこにはやはり、エネルギッシュな「現在進行形」のカッコよさがあったのでした。
だから、なんだろう、オトコの場合は、流行にそくした髪型やファッションでもなく、また時代とも関係のないものが「現在進行形」を生み出しているのでしょう、きっと!
本田奈津己
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